円形脱毛症を治療法するには病院に行かなくてはいけないの?
円形脱毛症といっても1円玉程度の脱毛から全頭型まで様々あります。ふとした時に小さな円形脱毛症を発見したとしても心配して病院に駆け込まなくても、大抵の場合は自然に治ります。軽症のタイプはストレスなど精神的な要因でなる場合はストレスを解消することで円形脱毛症も自然に消えていきます。
多発型の円形脱毛症や蛇行型にまで発症している場合などは医師による治療が必要になりますので、自分で直そうとしないで早めに病院で治療しましょう。病院での治療法には以下のようなモノがあります。
非ステロイドによる治療
軽度の場合はステロイドによる治療も必要ないので、非ステロイドによる治療をします。
ステロイド治療
円形脱毛症の皮膚の病気になるので、ステロイドによる治療がよく使われます。単発型の大きくない円形脱毛症の場合はステロイドの塗り薬が効果的です。
ステロイド剤には塗り薬の他、内服タイプもあります。内服タイプは効果が高いですが、胃の病気など副作用の心配がありますので長期の服用はできません。
さらに短期間に大量のステロイドを点滴注射するステロイドパルス療法と呼ばれる治療法もありますが、今は限られた施設でのみ試みられている状態です。
ステロイドは効果は高いのですが長期間使用すると副作用がでることがあるので、使用の際は医師と相談のうえ使用してください。
液体窒素療法
脱脂綿や綿棒を含ませた液体窒素を脱毛部に塗る事で治療する方法で、限られた範囲の脱毛に対して行われます。ただし痛みが伴います。幼児には使われない方法です。
雪状炭酸圧抵療法
雪状のドライアイスを脱毛部に軽くあてて刺激を与える事で治療する方法です。こちらもまた幼児には使われない方法です。
局所免疫療法
人工的な「かぶれ」の症状を起こし自己免疫作用により発毛促進させる療法です。皮膚に薬(DPCPかSADBE)を塗りあまり痒くならない弱い皮膚炎を起こさせます。慢性化・重症化している方に使われます。副作用も少ない治療法です。ただし即効性がないので長い期間の治療が必要です。
PUVA療法(紫外線療法)
ソラレンという薬品を内服するか外用し、紫外線を照射することでリンパ球の異常な働きを抑制する治療法です。ある程度発毛した後だと照射できなくなります。
photo By: epSos .de
2013/12/29