そもそも髪の毛って何?

髪のこと

そもそも髪の毛って何?って思ったコトないですか。知っているようで知らない髪の毛自体の事を調べてみました。
髪の構成
髪の毛の主成分はケラチンです。このケラチンは18種類のアミノ酸が結合してできあがったタンパク質のことです。
髪の毛は皮膚から出ている部分を毛幹といい、毛穴の下の皮膚の中に入っている部分を毛根と言います。
皮膚の中で毛根(髪の毛)を包んでいる細胞を毛包といい、毛包の周りに毛細血管が張り巡られています。
毛根の下部に毛球があります。健康な人の髪の毛を抜くと埋まっていた部分がプックリと膨らんでいるのがわかりますが、その部分が毛球です。
毛球の下は内側に凹みがあり、そこに毛乳頭があり、その毛球の内側には毛母細胞が毛乳頭を囲むようにあります。
毛母細胞は頭皮に細かく張り巡られた毛細血管から栄養を取り入れる働きをしてくれる大事な組織です。
毛包の中程にバルジといわれる少し膨らんだ部位がありバルジには立毛筋が付着しています。
このバルジがどうも髪の毛の作るうえで欠かせない部位といわれています。

ペンシルバニア大学医学部のラブカー博士とニユーヨーク大学医学部のソン博士の研究によると。毛包と表皮の源が細胞の同じ場所であるとの力強い証拠が発見されたという。
ラブカー博士と共同研究者は、2000年8月「Cell」という雑誌の中で「毛成長の為の基幹細胞はバルジと呼ばれる部分に位置し、またバルジは皮膚の基幹細胞でもある可能性がある」と語っている。

バルジ内の細胞が「皮膚細胞を生産しろ」と言う合図を受けると、細胞は上部の皮膚周辺へと移動する。また、その細胞が「毛成長の細胞を生産しろ」という合図を受けると、毛包を下り、毛乳頭のところへ移動する事になる。
日本脱毛技術研究会より

バルジの上には皮脂腺があり、その名の通り皮脂を分泌し乾燥から皮膚や毛を守る役割をしています。
髪の毛を作るだけでもこれだけの細胞がせっせと働いていると思うと、人間の身体って本当にスゴいなぁと思ってしまいますね。
photo By: Wicker Paradise


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