円形脱毛症になる30〜40%はなんと遺伝的要因がある

髪のこと

気がついたらなっていたなんてコトの多い円形脱毛症ですが、近年の研究で30〜40%の患者さんは遺伝的要因で発症しているというコトがわかりました。
円形脱毛症になる要因は結構沢山あり、いまだに全ての要因は解明されていないのが現状です。現在わかっているものは次に上げるモノです。

臓器特異的自己免疫疾患

近年、原因としてわかったモノです。本来はウイルスや細菌などが外部からの身体に侵入してきた時に抗体を作る事で自分の身体を守っているのですが、何らかの異常で異物ではない自分自身の細胞を攻撃してしまうのが臓器特異的自己免疫疾患と言われる症状です。

リンパ球が異常な働きをすることで脱毛するケースもあります。
また、橋本病に代表される甲状腺疾患、膠原病、異常性白班、重症筋無力症などの自己免疫疾患の患者さんが併発する確率もあると言われます。

遺伝的要因

先に上げたように30〜40%の患者さんが遺伝により円形脱毛症になっているコトが近年わかりました。

アトピー素因

円形脱毛症の40%異常にアトピー性皮膚炎、気管支炎、アレルギー性鼻炎のいずれかを持つアトピー要因の人がいるといわれます。
円形脱毛症になった子供でアトピー性皮膚炎にかかる割合もあります。

ストレス

精神的なストレスにより交感神経に異常をきたして、脱毛するケースもあります。

出産による女性ホルモン値の変化

妊娠中は体内にある女性ホルモン値は通常の100倍以上になるといわれますが、出産することで一気に通常の値に戻ります。この時に体内のホルモンバランスが崩れ抜け毛が増える人がいます。これを産後脱毛といいますが、円形脱毛症になる人もいます。

photo By: epSos .de


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