クリスマスになると見たくなる映画「シザーハンズ」
「シザーハンズ」は主人公エドワード演じるジョニー・デップの哀愁漂う演技はクリスマスになると見たくなる良い映画ですよね。
今更説明も必要ないかと思いますが、この「シザーハンズ」はティム・バートンが監督・制作・原案。主人公にはジョニー・デップ、ヒロインにウィノナ・ライダーが出演し1991年に公開されたファンタジー映画ですね。
両手がハサミの心の優しい人造人間のエドワードが人の住む町にやってきて一人の少女に恋をする・・といった話ですが、切ない気持ちを際立たせるエドワードの住まいに対し全体がパステル調で明るく楽しい街といったビジュアル表現を使うことでエドワードの心の内がうまく表されているのではないでしょうか。
街にとけ込んで木の剪定や街の人を散髪している時のエドワードは街と同じように明るく楽しそうなのに、心を痛めたエドワードが帰った家は暗く寂しい。ハサミの腕を持っているので愛する女性を抱く事もできない。
少し悲しい話ですが主人公のエドワードのモデルは原作者であるティム・バートンであるとも言われています。ティム・バートンは幼い頃から怪物の絵など描いていて周りから変わり者扱いされていたから、仲良くなりたいのになれない気持ちが映画でうまく出ているのですね。
この映画でとても印象的なシーンは何と言ってもエドワードが氷の彫刻を作っている所ですね。腕のハサミを使って氷をカットしていく時に氷の粉が雪になって舞い落ちる・・良いシーンです。
2013/11/27